歯周病とは?

歯周病って?

歯周病歯周病とは、歯を支えている歯茎(歯肉)、骨(歯槽骨)が細菌により破壊され、最後にはグラグラになって歯が抜けてしまう病気です。
日本人では小学校〜高校生の約40パーセントが、成人では約80パーセント以上が歯周病にかかっているといわれていて、歯を失う理由の90パーセントは歯周病が原因とも言われています。
なぜ悪化するまで気がつかないのか?
それは、歯周病が痛みをほとんど伴わず気がつかないうちに進行しどんどん悪化していく病気(silent disease)だからです。

歯周病の症状と分類

1.歯肉炎
炎症により歯肉が腫れている状態。炎症は歯肉に限局し骨にまで症状が及んでいない。
正しい歯ブラシで改善と予防は可能です。

歯肉炎2.軽度歯周炎
炎症が歯肉のみではなく、その下の骨に及んできている状態。歯を支えている骨が破壊されてくるため、歯と歯茎の間の溝が深くなり歯周ポケットができ始めます。

歯肉炎3.中等度歯周炎
症状が進み歯を支えている骨の半分が破壊されてしまい、歯が自然に動き歯と歯の間に隙間もできてくるような状態。歯周ポケットも深くなり口臭も出てきます。

歯肉炎4.重度歯周炎
歯周病の末期の状態、さらに症状が進行し、歯を支えている骨のほとんどが破壊されてしまった状態。痛みや腫れを繰り返し、歯もグラグラになりやっと気がつくような状態。

歯周病の治療

歯周病治療は基本治療と外科的治療の2つがあります。

◆歯周基本治療

歯周基本治療は歯周病の原因である歯垢や歯石を取り除き清潔な口腔内環境にしていく処置です。初期の歯周病のほとんどがこの処置で改善します。しかし、歯垢や歯石が再付着してしまったら意味がありません。そのため適切な歯の磨き方をマスターしていただくのも基本治療の重要な役割となってきます。

◆歯周外科治療

歯周基本治療終了後、検査を再度行い、治癒が不全であった場合それに応じて行う処置です。
深い歯周ポケットが残存している場合、歯肉を開いて直視化で歯石を除去し、吸収された骨の形態に異常があればその形態を修正するフラップ手術(保険適応)と呼ばれる処置を行います。処置時間は約1時間程度で、手術中の痛みはほとんどありません。
次に吸収されてしまった骨を再生させるために行うのが再生療法(一部保険適応外)です。しかし、すべてにこの方法が使えるというわけではありません。しっかりと検査した上で適応症であれば行える処置であるともいえます。

ほんとは怖い歯周病

最近、歯周病が全身疾患の関係していることが明らかになってきました。関係が明らかとなってきているのが以下の病気です。

◆糖尿病
糖尿病と歯周病は密接な関係があります。糖尿病は免疫力の低下を伴うため歯周病になりやすいため、糖尿病を治療すると歯周病も改善します。そして歯周病はインスリンの分泌を阻害するといわれており、逆に歯周病を治すと糖尿病が改善するともいわれています。

◆心疾患および脳疾患
歯周病原菌が血液の中を通り、心臓や脳の血管に入り込むと血管が詰まりやすくなり心筋梗塞や脳梗塞になりやすくなるといわれています。

◆妊娠
妊娠中に歯周病にかかってしまうと、歯周病原菌が血液や羊水の中に移行して、早産や低体重児の原因となることが分かってきています。

◆肺炎
誤嚥などにより気管に歯周病原菌が侵入すると炎症を引き起こす菌の手助けをして肺炎を引き起こすといわれています。(高齢者は要注意)

そして統計的に重度の歯周病にかかっている人の死亡率が高いという報告も出てきているそうです。そのため歯周病の早期発見と予防をしっかりと行い管理していくことが重要な処置であるといえるのです。
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